第4話

「かすみはナオって呼ばないね?」



「だってやっぱり蓮見君の方がしっくりくるっていうか。」



「ふうん、どっちでもいいけど。」


蓮見君は腕時計を見る。時刻はもう21時を過ぎていた。



「そろそろ帰る。あ、香奈さんから着信が鬼のように入ってる。」



「凄い警戒されてる、おかしい。」


私が笑うと蓮見君は渋い顔をした。


「どんな事しても無理なんだよ、もう諦めたらいいのに。」



そう言いながら蓮見君は私に近づいて軽くキスをする。



「ね?」


「お願いだからお母さんと仲良くしてね。別に蓮見君と付き合うのがダメとは言われてないから。」



「じゃあ、付き合うってどういう意味なのか教えてよ。」



蓮見君は私の頭を撫でながら言った。

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