第3話 結婚記念日の約束

「ううん、、。ふぁーーっ。えっ?寝ちゃたの、私。服のまんまで?ソファで。」

計画は失敗だわ。でも、タルト食べて紅茶飲んだら急に眠くなっちゃったのよね。

あーあ、、、。

それより、奴はなってるんだろ?確かめなきゃ。

寝室のドアを開けると、そこには、、、。ギンギラギンの奴がいた。

きゃーっ!!襲いかかってきたーー!



ふたりの共同作業を終えた。

「ねぇ?」

「なんだ?」

「貴方、私に薬盛ったでしょう。できなきゃ、急にあんな睡魔が襲ってくるはずないもの。結婚記念日の約束を果たしたくなかったのね!」

「君こそなんだよ。ビーフシチューかワインに何か入れただろ?じゃなきゃ、こんなにギンギラギンにならないって。」

「ふふふ。秘密よ。ベーだ!」


私達は結婚する時に約束したの。結婚記念日は年数と同じ数の薔薇の花束をくれるとこ、そして、愛し合うこと。

まあね、結婚して10年も経てばね、だんだんと無いのも仕方ないんだけどね。

せめて、年に一度くらいはね。


それから、一年後、私達にベビーちゃんがやって来た。うふふ。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

結婚記念日は薔薇の花にご用心 菜の花のおしたし @kumi4920

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ