雰囲気は文体と相まって、少しダーク目くらいで、しかも読みやすい。武器や階級がガンガン出てくるので、好きな人には溜まらないと思う。刀剣や艦も流行したので、そろそろ重火器も擬人化するかもと思いつつ。特に作者が作品で、リアズムを出そうとしているので、あなたもぜひ読んでください!
夢をみていた頃の話」から始まる独白に、一気に心を掴まれました。 朱殷に染まった顔を持つ楠音と、機械的なまでに端正な咲耶。この二人が並び立つ車内の、硝煙の匂いがしてきそうなヒリついた空気感の描写が見事です。 「油槽船の守り神」と呼ばれながらも「神様なんかじゃない」と吐き捨てる楠音の葛藤に、物語の深い奥行きを感じます。衝撃的なラストからの展開を、息を呑んで待っています。