第74話

それにつけても……恐るべし、矢野ちゃん。





ほんの数日間で、これほどまでに噂を広め浸透させるとは……。






普段通り仕事をこなしていて、特別、積極的に噂を広めてまわっていたという様子はなかったのに……。





どうしてこんな人まで私の噂を知ってるの?と、こっちが焦ってしまったぐらいだ。





依頼人である私にすら気づかれず、速やかに確実に任務を遂行する……影の仕事人という感じ。





ホント、彼女は侮れない。







まあ、とにかく……そんな彼女のおかげで、今や私も立派な『彼氏持ち』。





この調子なら噂は景山さんにも伝わっているだろうし、きっと、私の事なんて構いたいとも思わなくなるだろう。





周囲の反応には焦ってしまったけれど……これで景山さんの問題が解決するかと思うと、本当にホッとする。

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