第2話
「えっ!?大まじめなんだけど……嫌い?」
男がそんな乙女チックな瞳で上目遣いしちゃダメでしょ…。
「嫌いではないけど…」
「じゃあっ…!」
「特別好きでもない、よね?」
ガッシャーンッて感じの音が聞こえてきそうな程肩を落とすこいつにせめてもの情けで'よね?'を付けはしたものの…
「じゃあ可能性あり…?」
それが原因で、今度は犬がおいしいものの匂いでも嗅ぎ付けたんじゃないかって程、目をキラキラ輝かせ始めた。
「いや、それは…」
「俺、頑張るからっ♪」
いや、何を?
ポカンと考えながら、学校一のモテ男、篠塚歩の後ろ姿を見送った。
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