問4:正しく想いを伝える方法は
第14話
3週目、お客さんはノックも遠慮もなく生物準備室のドアを開けた。
「私、
もうすっかりお茶出しが板についてしまった気がする。中学生にしてこんな技術を習得したくはなかった。死んだ目でお茶出しをする僕を不思議そうに見る湊さんに、ズイと舞さんが詰め寄った。
「青春っぽいの来た!!誰、誰!?」
「
「……誰?」
「知らないんですか?」
お茶菓子を出すついでにつまむ。それにしても珍しい、三宅先輩をしらない女子がいるとは。
「3年生でサッカー部の三宅先輩。全校女子生徒が恋をするといわれてるほどのイケメンだけど、かっこよすぎて恋人になりたいとは思わないらしい」
「どういうこと?」
「見てるだけで満足?みたいな。私はそれだけじゃ足りないんだけどね?」
なるほどそれで告白を。とは言ってもそもそも三宅先輩を知らない舞さんに、全く恋愛に興味が無い僕じゃ本当に力になれないだろう。
「告白の手伝いって……何するんですか」
彼女はスン、と一瞬でまじめな顔に切り替える。湊さんのその様子にただ事じゃなさそうだと息をのんだのは僕だけじゃなかった。
「お菓子作りを教えてほしいの」
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