アトミックボーイ!!!!!
夏虫
第1話
◇閑話 凶の章
「死んでいい人間なんてこの世にいない。お前は別だ。死にな」
チューン!ドン! アトミックボーイの閃光破壊消滅弾が周囲一帯を焦土へと変える! 人類の敵たる魔王を射程範囲内に含めた一撃はあらゆる物質を相転移の臨界点へと到達せしめ、プラズマへと昇華させた。魔王城の壁面を構成する
人類の存続をかけた“勇者”アトミックボーイと序列第一位“魔王チョメングリャグネオポンチィ”との闘いは終わりを告げた。
この大地に根を張る魔王は残り799名。“勇者”アトミックボーイは魔王討伐の旅に明け暮れる。
◇閑話 藐の章
アトミックボーイは人類の希望を託された最後の勇者である。詳しい過去の経歴は幾星霜。多くの苦難を乗り越え以下略。恒星間移動宇宙船に乗る宇宙人に対抗するなど斯々然々。そんなアトミックボーイは序列第1位魔王チョメングリャグネオポンチィとの最終決戦の場に立っている。
「死んでいい人間なんてこの世にはいない。魔王 お前もだ……いや、お前は人間じゃないな。死にな」
アトミックボーイは右手の閃光破壊消滅弾射出銃を構える。
「効かんわ!」
対する魔王は、これに凄まじい速度で反応した。魔王が魔力で構成したのは圧倒的なまでの強度を誇る“壁”だった。透明ながらもそれは一時的にあらゆる物質の強度と高度を超える、魔王の最終防壁だった。宇宙に存在するあらゆる方法による破壊を防ぐ最硬の盾である。
しかしアトミックボーイの閃光破壊消滅弾射出銃の弾は実体を持たない
「負けてえけ煽ぬ佐野まつえ蘇優子(雌木糸)裾読ま)!!!!!!!!!」
爆☆殺!!!魔王は跡形もなく吹き飛んだ!!!!!!人類は平和になった。
アトミックボーイ!!!!! 夏虫 @neromea
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます