第32話 山のコミュニティ
アミーこと
もう春も近い3月の土曜日のことだった。
「ここって
その日はもう夕方になってしまっており、今さら引き返す体力も無いアミーは、ここにきてイクちゃんこと
途中で飲まされた、あの
「イクちゃん、ここはすごいよ。温泉まであるなんて、俺は今まで聞いたことがなかったなぁ……どうして有名にならないんだろぅ? 下の街には温泉なんて無いよね?」
アミーとしては料金も支払い、
ちなみに、ここのオバチャン管理人さんに料金を払ったのはイクちゃんで、しかも2人分をキッチリと
「アミー、ここはちょっと
さりげなく温泉の
「うちの自治体って、そんなことをしてるんだ……ところで、税金とかここに突っこまれてるのかい? 皆んなから反対意見とか出ないのかな?」
アミーの疑問は、
「そこは
どうやらここは、
「とにかく明日も頑張るよ。あと4キロぐらいだろう。全部が下りだから歩き方に気を付けるとして、
アミーとしては、
「こちらは携帯電話の
イクちゃんこと
「
翌日の日曜日の朝のこと。アミーは宿泊所の前にあるベンチに座り、目の前の信じがたい光景を黙って見ていた。
目の前で
だが、さらにその先にいて、先ほどまで
ソレは、球体のボディに4本の腕と4本の虫のような
身体の正面の中ほどから太い首が
小学生が『中ボス』と呼ぶモノは、この異様と言っても良い
アレは『
アミーとしては、小学生が夏休みの間であれば、出会う
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