第20話

俺と共に何人かが一緒に酒場にやって来た。


数人の男女が俺の近くの席に座る。


「ヒューイさまぁ~。ヒューイ様は、何で魔法が使えるのぉ~?」


一人の女の子が猫なで声を出し、すり寄って来る。


「俺は生まれつき使えるからな~。何でと言われてもな~。」


答えながら女の子の体をそっと離す。


「もぉ~。ヒューイ様、つまんなぁい。」


「ごめん、ごめん。」 


ふふっと俺が笑うと、女の子は頬をそめた。

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