こんな夢を見た(第4話)
こんな夢を見た。
朝起きてテレビをつけると、私の勤務先の、とある駅前のビルのテナントの一つ、〇〇保険会社にテロ爆破の予告があったと報じていた。
いつもの時間に出勤すると、一階ロビーには人だかりが出来ていた。
顔は見たことがあるけれども名前のわからない同僚から、
「ニュースの件で大混雑ですね。我々の会社が入っているフロアに上がってもオフィスの中には入れないので、エレベーターホールも大混雑らしいですよ。今のうちに飲み物とか確保しといた方が良いですよね」
とアドバイスを貰った。
1階ロビーの売店は既に大行列。やっと順番が来て、ペットボトルの水を注文すると、売り切れだという。それではドリンクならなんでも良いと言ったのだが、ドリンクは全て売り切れだという。
なんだよ、何もないのかよ、と悪態をつきながら店を出る。
このままロビーにいても仕方ないので、会社のあるフロアに行こうとエレベーターに乗る。しかし乗ってから、私の会社は高層階なのに、このエレベーターは低層階用だったことに気づき、一旦降りた。
次に来た下行きのエレベーターに乗って一階に戻り、扉が開くと、そこは千葉駅だった。
あれ?と思いつつ、急いで会社に行かなきゃ、と目の前に来た電車に飛び乗った。
電車が動いてから、あ!俺はもう会社に着いていたんだった、戻らない、と気付いて次の駅で慌てて降りる。
千葉方面行きのプラットフォームに行くと、警察が男を取り押さえようとしている。どうもテロリストらしい。
あぁ、これじゃあ暫く電車は来ないよ。時計を見ると既に8時20分。
これは遅刻だなあ、せっかく早く会社には着いてたのに遅刻はやだなあ、誰か、ちゃんと時間通りに会社に来ていたと証言してくれないかなぁ、と思っていると、男が警察を振り切って逃走した!
あ!と思ったら、目が覚めた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます