第31話

俺達は17年、いや、俺が地獄に堕ちたときからマリアがここに来るのを待っていた。



俺達悪魔の宇宙を造ることを。




それにしても聖母マリアと同じ名前とは……



偶然にしても、これもまた腹が立つ。




「どうでした?目的の人間は」




「ああ、しっかしあんなんで大丈夫かよ?って感じだったな」




「それはまたどういう意味で?」




「喧嘩っ早いし気性は荒いで、ありゃあどっちかっていうと俺らに近いんじゃねえか」




あのケンカっ早さは天使の側って柄じゃねえな。




「だったら楽勝じゃないッスか!」



「さあな」




「どうしたんです?なんか不機嫌ですね」



「なんでもねえよ!おまえもさっさと帰りな」

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