第27話
やっちゃったよ。
思わず郷の頬を叩いてしまった。
郷が私をにらんだ。
もの凄い威圧感を感じた。
でも怯むわけにはいかない!
「神尾先生に怪我させたら許さない!」
ありったけの声を出して叫んだ。
こうなったらとことんやるまでだ!
「悪かったな」
郷はあっさり謝った。
あれ?
「ほらよ。保護者の先生、悪かったな」
倒れている神尾先生に手を差し出す郷。
先生はその手を払うとメガネを直しながら立ちあがった。
「じゃあなマリア。今日のところは帰るぜ」
「えっ?なに?用事ってなんなのよ!?」
もしかして名前言うだけだったとか?
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