第17話

それが全て私を見ているように思えた。



悲鳴を上げると私は自動ドアに向かって走り出した。




怖い!!



今にも死体がプールから上がってきそうな気がしたから。




パシャ…



ザバッ!!




背後で水の音がした。



脚を止めて振り返る。



よせばいいのに振り返る。




そこで目に映ったモノ…



プールサイドから2人の男女が這い上がろうとしている。




無表情な2人と目があった。



全身に震えが走った。




「パパー!パパー!!」




恐怖に駆られて泣き叫びながらドアにたどり着くと開いた向こうにパパがいた。




「パパ!」



「マリア!」




泣きじゃくる私をパパは優しく抱きしめると頭をなでてくれた。

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