第2話
光の中は灼熱の“光”が嵐のような轟音とともに渦巻いていた。
その音は宇宙のどんな音よりも大きく恐ろしい。
その中心に純白に輝く者がいた。
黄金に輝く髪をなびかせている。
その容姿は地上あらゆる芸術家が心血を注いでも創造しきれない美を湛えていた。
神々しく美しい――
背には純白に輝く白い翼を6枚。
大天使ミカエル。
彼はこの宇宙でそう呼ばれていた。
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