第72話

「フンッ。俺以上に、キサマはイヤラシイ、メス豚だからな…?

 造られた、『俺』が欲しくて堪らない、肉の塊……!


 ボンニュイ」


 バタン。

 パタ…ガチャ。


 リビングを出て、廊下を歩き…自分の居室に入る、英智……


「う…うっ…!」


 彼の精の残滓に濡れた儘、宇多子は独り、哭くより他に無かった……。



 ごめんなさい…

 あなたに「愛される」訳なんかない、私が……!


 再び宇多子は、独りで哭いた……。



「あの江内主任に、愛されるなんて…

 宇多ちゃん、幸せ独り占め~!?」

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