第68話
「あ…!?」
一瞬後、彼の屹立した棒状の熱が、彼女の腹の奥迄、突き上がって来た……。
そうだとも…
俺は…
葛藤し…
嘘を吐き…
大切な物をも、犠牲にしてでも……
そう、決めた筈だったのに……
……宇多子…
フラリと街へ出た英智は…何かに、迷っていた。
そして、ホテルに戻って来た彼の手には―ネックレスケースが在った。
……何を、今更…俺は……?
英智は、ケースを開く―
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