第39話

「……」


 涙を堪えて、俯いている彼女…


「…宇多ちゃん?


 大丈夫…具合…悪い?」


 英智が、宇多子の傍に立った。

 その言葉とは真逆に、無表情な彼……


「…う…」


「休養室へ、行こう?」


「……」


 休養室へ向かう、二人―同僚達が又、色めき立つ。


「ひょっとしてー?

 ヒュ~♪」

「コラ!」



 真昼の休養室には、誰も居ない―

 扉の札が、「使用中」になり…中から、鍵が掛かった。


 英智の手が、宇多子の事務服のスカートに掛かり…腿へと滑る。

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