第37話

「やります……!」


 背中越しに、英智は振り向いた。

 宇多子は、両手を着き…膝を着いて、白い尻を上げ―啼いた。


「…ぶう。


 ぶう。ぶう…」


「…くっ。


 は…!」


 英智は、嗤った。彼は、ワインを口に含み―ブッ、と床に吹く。


「…御主人様からの、御褒美だ。


 …ありがたく、なめろ?ブタ子―

 ハハハハハ…」


 ガチャ…パタン。

 …カチャリ。


 英智は、自分の部屋に入った。


 床に広がる、真紅の染み…


 宇多子は、躄り寄り―夢中で、それを嘗める……

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