竜の番の婚約騒動。制約魔法で好意が示せません
蟹井のん
竜の番は……。
第1話
竜の運命の番は甘くて良い香り。
出会えばすぐにわかる。
雄は雌に噛み付いて証を残す。
今日はセレイアの番探しデビューの日だ。
まずは王族から貴族まで集まる夜会に参加する。それでも見つからなければ、次は商会の主催する夜会、その次は平民の集まりなどになる。
「ドキドキします」
と言っても引っ込み思案で大人しいセレイアは壁の花になるのがオチなのだが。
(はぁ、もう帰りたいです)
楽団の優雅な音楽を聞き流し、豪華な軽食コーナーの前を通り過ぎて、番探しをしなければならない。
例外もあるが番は同い年ぐらいであることが多い。
(十六歳くらいの男の人いるかな?)
場所を移動しようとするセレイア。
いきなり後ろから手を掴まれる。
振り返ると美形で大人の男性がいた。
甘い香り。荒く息があがる。
(あなたは!!)
セレイアは首筋をかぶりと噛まれた。
「えっ?!」
意識が朦朧としてくる。二人とも倒れ込んだ。
「殿下ぁぁ――!」
「きゃぁぁ!」
会場に叫び声と悲鳴がする。
セレイアは意識を手放した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます