独自の神話とそれに根付いた能力、そしておねショタ

転生した主人公はいろんな人物の前世がツギハギのようになっており、転生前の知識が非常にあやふやになっている。そのせいか人物像に多面性がでてきていて飽きさせない。
また他作品で言われるスキルに該当するものが【レリック】として存在しており、主人公はその世界の神話に基づいた神話と密接な関係があるが、神話は作者独自のものであり、主人公もその能力と向き合うことになっていく。
ヒロインも複数出てくるがほとんどが年上であり自然とおねショタが形成されてしまいその手のジャンルが好きな人には特に刺さると思う。

唯一気になるのはキャラ付けのための一人称と口調。
とある作品のように多くのキャラがあまりみない一人称と喋り方をしていてたまに読みづらく感じる。
特に主人公の次に出番が多いであろうキャラでなんであんな口調と一人称にしたんだろうと疑問を覚える。

そこさえ気にならないのなら非常によい作品。