第7話

それでも会いたいと思うしなにも言い返せなかった自分が憎い。

それにしても高いマンションだなぁ。55階か。

呼び出しボタンを押す手が震えるのがわかる。

「はい。」

「木下和也です。あなたと同じ漢字の」

これでいいのか自己紹介。目の前にいないから余計に緊張する。

「いいよ。あがってきな。」

そんなにすんなり上がらせていいんですか。逆に怖いわこっちが。それとも向こうは見えてんのかな。そりゃ見えてるか。不安だなぁ。

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