†道化師†

第37話

僕は、道化師・・・

仮面を被り、おどけて・・・

おどけて、仮面の中で・・・


例え泣いていても、ただ、おどけて・・・


『ねえ?僕ちゃんと、面白い?』

『ねえ?僕の涙は隠せてる?』

『ねえ?今も心がひび割れそうだよ?』


僕は道化師。おどけて、おどけて・・・


仮面を常に被り全て隠し・・・

仮面の中で涙を流していても・・・

隠して、隠してバレないように・・・


ただ、おどけて、おどけて・・・


僕は道化師。決して何も見せない・・・

そう。何もかも仮面で隠し・・・

何も見せる気なんてないから・・・


また、今日も僕は道化師になる・・・


仮面で、隠して・・・

隠して、弱さも隠して・・・

おどけて見せるんだ・・・


例え辛くて、泣いてしまいたくても・・・


道化師はいつでも、おどける・・・

仮面で全てを隠し・・・

弱さも涙も何もかも隠し・・・



この仮面が無いと僕はただの、誰も相手にはしない。そんな存在だろう・・・


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