第53話
「皐月ーいつまで寝てるの?
休みで帰って来てるからってもうお昼なんだし起きなさい」
少し離れていただけなのに懐かしい。そして嬉しい。
そう思いながら
「はーい」
と返事をして着替え始めた。
お父さんとお母さんと一緒に昼ごはんを食べて
お兄ちゃんが眠る場所へ。
「行く約束をすっかり忘れてたよごめんねお兄ちゃん」
「許してるだろうな」
「そうね皐月のこと大好きだったもの」
そういう2人と同じことを思った。
そう今日3月17日はお兄ちゃんの命日。突然帰ってきてお兄ちゃんのところに行こうと私がいうとお父さんもお母さんも驚いてたけど喜んでた。心配かけてたんだなそれに、もう私しかいないし。
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