第51話
みんなで笑いあって思った。
私はここからまた始めるんだと。
お兄ちゃんが来てくれたことも帝くんや雫ちゃんが私に感謝してくれたこと。私を必要としてくれる人がいるだけでここにいるって実感できる。お兄ちゃんが握りしめてたスケッチブックの中身久々に開けてみようと思う。目をそらさずに受け入れていこう。そうすれば新しいものが見えるかもしれないしお兄ちゃんに報告出来ることが増えると思う。私は一人じゃない。もし一人になってもお兄ちゃんが見守っていてくれるから。
だから今度はお兄ちゃんに伝えたい。
ありがとう。これからもよろしくね。
心の中で思ったセリフに返事が返ってかびっくりした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます