第3話

「いる。」



わたしの質問にあっさりとそう告げてくる統牙くん。



そうだよね…。




元はと言えば、あそこは【BURST】って暴走族の事務所で使ってる場所なんだから。




そこをわたしが借りてるってだけな話なんだし…。




とは言っても…。




はぁ…小さくため息が出そうになった。




どう考えても気まずい気がしているのはわたしだけ?




そもそも統牙くんと一緒に住むって…どんな展開?




凜咲ちゃんには、二人で遊んだ日以来会ってないし、わたしが凜咲ちゃんに内緒でBURSTの事務所に来ていることも、それ以前にお父さんのことだって話していない。

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