第20話

「…ごめ…、似合って、ない……、」



言いかけた、コトバ、は。



…ちょ…?!いおり、く…?!



腕を掴まれたと思った、ら。



そのまま強く、引かれて。



どん!と、音がするほど強く、伊織くんの腕に抱き締められている。



「…誰が、似合ってないなんて、言ったのよー?」



似合いすぎて、キレイすぎるからー。



もうちょっと、ちゃんと、見せて?



自身の腕から、私を少し離した、伊織くん。





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