第7話 とある化学が進んだ国 2
なんだよそれ
なんでかわいそうなんだよ
逃がしてあげなよなんて何様のつもりだよ。
なんで俺が悪いみたいになっているんだよ
悪いことしてないだろうが!
逃がしたいなら勝手に逃がせばいいだろ
は?
僕が捕まえたわけじゃないし。って?
ふざけんな!くそ!
俺は教室を飛び出た。
なんでだ?なんでこうなったんだ?
あそこからだ。あの時動かなければ...
いつの間にか俺は彼岸花が咲き誇る場所にいた
「どこだよ、ここ。」
そこには背の高い優しそうな顔をした人がいた
「君はなんで怒っているんだい?」
「.......言いたくない。」
「じゃあ、例えば君がいやな思いをした出来事を変えられるとしたら?話してみないかい?」
そんなことはありえないと理解していた
しかし、そんな言葉を信じてしまうほどこの場所は異質だった
「.......俺はみんなの助けになると思ってしたら、最初はみんな、喜んでた。
でも、俺に近くて逃げ出す可能性がある場所から離したくて小さいやつにしたら、みんなそろってかわいそうだ、早く逃がしてやれ、お前が捕まえたんだろっていうんだ。」
「君はどうしたいって思った?」
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