第9話

学部が違うので帰りは二人きり…なわけなくて。

「…なんで帰りもいるわけ?」

「君たちのSPだから」

「いちいち待ってなくていいわよ!」

「サークルつまんねーから」

とか言いつつ、二人は頻繁に色々なサークルに参加して時間潰しをしているらしい。


SP等と言いつつ、事件など起きたこともないし…


「サトミ兄ちゃーん!」

子どもの声に突然呼ばれて四人は足を止めた。

ユウヘイたちは辺りを見回したが子どもはいなかった。

「上だよー」

「こっちー」

「上だぁ?あ…?」

空を見上げると、逆光で顔は見えないが看板に細い足がブラブラ見えた。

ひょいと二つの影は看板を降り、四人の前に立った。

ショウヘイは瑠利を後ろへ回した。

そのショウヘイの前にユウヘイたちが立つ。

「あんたたちに用はない」と白銀髪の少年。

「どけ」

と紫の髪の少年。

年の頃は小学六年か中学一年生くらい。

「いくら教師目指してても、こんな奴ら……」

イヤだ~とのたまる前に仕掛けてきた。

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