第8話

瑠利は今の大学の近くの短大も受験していた。

滑り止めで。

正直、ショウヘイと同じ大学に通学できるなど思ってなかった。

かなりレベルが高かったからだ。


なので、朝、途中まで通学し、夕方一緒に帰る…それだけでもできればと。


一年生の頃はまだ楽勝だった講義に、今はついていくのもやっとで、今後が不安だった。

留年はしたくなかった。ショウヘイの妻になったときに、ショウヘイに恥ずかしい思いをさせたくなかった。

「もう結婚考えてんの?」

「気ぃ早ぇなー」

「学生結婚があるらしいよ」

「お前も、結婚マジで考えてんの?」

「ハヤテ叔父さんの家系は保守的でちゅねー」

「あんたたちムカつくー!」

瑠利は鞄で二人を叩いていた。

…春くらいの話。

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