第6話
サトミ家の騒動が起こる前、チンピラに絡まれていたのを助けてもらったときは、嬉しかった。
が、足手まといになるのもなんなので逃げた。
腕時計を見ると、もうすぐ三人が来る頃だったので、ささっと服を整えた。
手鏡で髪型も整える。
よし!と三人が歩いてくる方を見て、姿を認めると駆け寄る。ミュールが音を立てた。
ショウヘイ以外の二人はゴスっぽい格好をしているので目立つ。
「おはよう。三上さん」
「おはようショウヘイくん」
穏やかに微笑むのを待ってから挨拶を返した。
笑顔も好き。
髪型を高校時代から変えてないところも。清潔感のある少し癖毛のショート。今はそれをスプレーで遊ばせていた。
陽の光に反射する黒いメッシュの入った(いや、前を歩く兄弟に入れられた)水色も綺麗で好きだ。
育った環境のせいか、前を歩く二人とは若干性格も異なった。
「暑いね。気分悪くない?」
「大丈夫」
「元気だけが取り柄だもんなぁ?」
即、前から皮肉が飛んでくる。
「ショウヘイくんを支える為に、日々努力してるのよ」
はいはいとコウヘイは手を降った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。