すべての始まり
第11話
僕がそれを知ったのは、旅先で日本大使館に手紙を取りに行ったときだった。
僕は旅先から、時々、高校からの友人に手紙を出していた。
旅に出るとき「手紙の一つくらい送れよ」と言われたから、社交辞令かも知れなかったが本当に送った。
携帯なんて高いからもちろん持っていない。
学生時代は持っていた。僕は持ちたくなかったが、厳格な父に強制的に持たされていた。
僕の旅はほとんどがヒッチハイクで、どうしても必要なときだけバスなどに乗った。
それも、格安のものに。
安い分、乗り心地も最悪だったが、それも旅の醍醐味。
現地の人と交渉してバイトをさせてもらうこともある。
もちろん、住み込み。
最初は身振り手振りで必死だったけれど、今や言葉の壁も見えないくらい英語がうまくなった。
これも旅の醍醐味。
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