第4話

見合いをする噂はすぐに病院中に広まった。

ハヤテは至極居心地が悪かった。


甥たちは服装について盛り上がる。

「おじさんなら何でも似合うよな」

「夏だし、浴衣とかな」

「いいね~」

「よくないバカ者。スーツだ」

三人が見ていたファッション誌を取り上げる。

「おじさん真面目すぎ」

「エイジおじさんみたいにフランクにいこうぜ~?」

「エイジとは環境が違う」

ファッション誌をパラパラ捲りながら答える。

ハヤテは医者になってからこれまで毎日Yシャツにネクタイ、スラックスばかりでお洒落をしたことがなかった。

「…おじさん…学生時代、何着てたの?」

「いや、学生時代はコレみないにそれなりにな…。だが、元々私はインドアだから仕事に追われてるうちにお洒落から遠ざかってしまった」

「ちょっと待ってて」

甥たちはリビングを出て行った。

暫くして服を持って戻ってきた。

「何だ?それは」

「エイジおじさんのだよ」「比べられるのは嫌いだぞ」

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