第12話
親は苺を起こすのに、私のことは起こしに来てくれないし、自分のことは自分でやれ主義。
もちろん私限定に発動するものだけど。
苺にはちゃんとした朝ごはんが用意され、私には用意されないことがほとんど。
たまに用意してくれたのかと思えば、苺とお父さんのために作ったお弁当のおかずの残り物で嬉しくもなんともない。
急いで制服を身にまとって焼いてないパンにジャムを塗って家を出た。
「行ってきます」
家を出る際、お母さんとすれ違ったけど行ってらっしゃいなんて言ってもらえない。
時刻はまだ7時と早い。
徒歩10分で学校に着いてしまうのにこんなに早く家を出るのは、苺に出くわさない為。
途中コンビニに寄り、おにぎりを1つ購入して学校に向かう。
学校に着いても7時20分にもならない為、学校の隣にある公園のベンチでジャムパンを頬張り時間を潰すのが日課だった。
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