第11話

死んだはずなのに、なんで生きているのかが分からない。

それにここは、見慣れた私の部屋だ。



「まさか…!」



頭に過った考えが当たっているはずがない、とスマホのロック画面を見ると、そこに表示されていたのは…



「…嘘でしょ」



私が転落死する2ヶ月前の7月7日、七夕の日。

誰か嘘だと言って…。



ここはファンタジーの世界でもなければ、魔法の使えないただの人間界。

それなのに私はファンタジーや転生ものでよくある“死に戻り”というものを体験してしまっている。



生きているのは凄く嬉しいけど、現実味がなさすぎる。



「って、このことは後で考えるとして…えーと今は、」



学校に行く準備をしなきゃ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る