第40話
こいつにだけでも分からせておく必要があると言う考えと、それでも他の隊員には知られたくない……相反する気持ちが並んだ。
サリッシュは剣をかわし、カナタの首に腕を回しつつ、「どけぇえ!!!」叫んで突進した。
慌てて避ける隊員の遅れた何人かを弾いて、カナタを壁まで寄せていく。
カナタを倒すと、切っ先を突き付けた。
「ウッ」
小さくうめいてカナタは唾を飲み込んだ。喉仏が上下する。
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