第162話
いつか聞かれると思ってた
この質問は谷口に続き2回目だ
『…――好きだよ』
変わらず素直な気持ちを口にする
陽のことは今でも愛しいと思ってる
人生で初めて好きになった人
今も好きで好きでたまらない
でも同時に恐怖もある
「…そっか」
竜雅はそれ以上何も言わなかった
「でも、藍ちゃんがあの伝説の蒼姫だったなんて驚いたなあ」
話題が変わると同時に石段を登り進める
『私もずっと知らなかった。陽が蒼龍の人だと知ったのも最近だから』
私の前ではいつも優しい陽だった
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