P.46
「お前、喧嘩できんのか?」
「は?」
急にされた脈絡のない問いに、思わず素っ頓狂な声が出た。
何かと思えば、喧嘩?
まさか勝負して決めようとでも言うのだろうか。
そんなのどう考えたって勝てるわけがない。
話し合いじゃどうにもならない状況に、力でねじ伏せるつもりなのか?
この世界ではそうやって支配していくのかもしれないけれど。
「暴走族とかそういう関係の知り合いでもいるのか?」
「え?いませんけど」
質問の意図がわからない。私の強気な態度にそう思ったのだろうか。
急に何言い出すんだろう?と不審に思いながら、とりあえず素直に答えを返す。
「自分でも守れねぇ、守ってくれる人もいねぇ、そのどこが大丈夫なんだ」
「……。」
つながった内容に、納得はしたものの、それにどう返せばいいのか言葉は見つからなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます