家に帰るとおじさんはすみれといい、抱きしめてきたのだ。

おじさん。お母さんとお父さん、逮捕されたの。という私。

何も言わなくていい。というと、おじさん。聞いてほしいの。私ね。おじさんと出会ってなかったら、多分、父や母たちはまた罪を重ねていた。そして私も多分悪いことをしてたと思う。だけどさ。私はあの時おじさんに救われたの。そして悪いほうにいかないようにおじさんは私を守ってくれた。そして今日も私の事をこうして玄関で迎えてくれて私はおじさん。いや薫さんのおかげでこうして人間らしく成長してる。薫さんこれからもこんな私だけど愛してくれますか。と聞いた。すみれ、ああー。すみれだから好きなんだ。すみれじゃないと俺は愛することはなかったよ。ありがとうというと薫さんと私はその後も抱き合った。薫さんの匂いで落ち着いてきたのだった。