第43話

学校に呼ばれておじさんが来た。私は別に悪くはない。進路相談というやつで自分は卒業したらあの家に戻されると思っていた。でも、おじさんはこういった。すみれ。お前は大学に行ってなりたいものになりなさいと。おじさんはなりたいものになれた。だからすみれには夢というのを持って目標に向かうべきなんだ。それがおじさんの願いなんだよと言った。そして、先生がこういった。すみれさんは頭がいいので弁護士になってはどうですかという。私は弁護士さんの大変さをナオルの仕事で見てきてるので、なろうとは思いませんというのだ。おじさんは大学行ってからでいいから考えたらいいと言ってくれた。そしておじさんと一緒に帰っている。私の願いはおじさんと一緒にいるのともう一つだけある。母と父にもう罪を犯してほしくない。と思っていた。

そのことをおじさんにいうと、おじさんはすみれに危ないことをしてほしくないというのだが、ナオルに聞いたの。そういう警察官がいて交渉人って呼ばれてるって。お父さんとお母さんの自首をお手伝いしたいと思ってるのというのだ。そっか。お前は交渉人になりたいのか。わかった。おじさん、すみれがなれるように応援するからなというと、うんありがとう。危ないということは絶対しないし安心してほしいの。というので、自由にさせるかと思った。

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