第29話

社長、すみませんでしたという従業員にお前、業績で焦ってるなというと頷いたのだ。業績を伸ばさなければ部長にお前を首にすると言われてというのだ。そっか、のび太、お前は正直にいったな。よしよしと頭を撫ぜてやった。そしてこういった。お前はしばらく一切経営部に関わるな。新しい部署に連れて行こうというと落ち込んでいたが車を走らせた。そして着いた先はお客様電話センターであった。お客様は我々に一番大切なんだ。そのお客様の苦情があるってならそれをとことん聞くというのがお客様の電話センターというところだ。俺はお前を連れて来たということはここで今、お前、そのお客様をがっかりさせてみろ、お前は経営部失格になるってことなんだぞ。俺はお前が入社してきた頃聞いた話を今でも覚えてる。お前は弟を助けたいと言ってきた。お前の弟は病気と闘っていることも知ってる。お前を首にはしないが、今回はここでお客様の声を聞いてみろ。それがお前の仕事なというと、しばらく様子を見てみることにしたのだった。それはそうと後、経営部長も部長だと思った俺は部長の所に行ったのだった。

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