第13話

あ…。



「ご、ごめん。」



「いや…」



みゃー君はそう言って、下を向いた。



ああ、悪いことをしてしまった。



みゃー君を拒んだわけじゃなくて、あの人の怖さにおびえて、みゃー君があの人に見えただけなのに…。



違うのに…、怖くて言葉が出ない。





少し震えながら、その場に座りこんでいるとみゃー君は自分が来ていたスーツの上着をそっとオレの肩にかけた。



そして、背を向けて教室のドアに向かって行った。



え…?




「しばらく開けとく。鍵はちゃんと閉めんだぞ。」



そう言って、みゃー君は教室を出て行き、ゆっくりとドアを半分閉めた。






どうしてそんな行動を…。



と一瞬考えたけど、すぐにわかった。

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