第31話
「てめぇ…、昨日の…」
達沙は耶麻の声を聞いただけで、昨日の放送の人が耶麻だとわかったようだった。
私は何をするにも、どうしていいのか分からなくて、耶麻の後ろで二人を見つめる。
耶麻は達沙を睨んでいて、達沙は警戒しているように耶麻を見ている。
どうしていいのか分からないから、私はあちこち視線を動かしていると、達沙から口を開いた。
「真野と、どんな関係なんだよ。」
冷静な声のように聞こえるけど、実はそうじゃない声にも聞こえる。
心のどこかでキレているようなそんな声を出すので、私は肩をピクリと鳴らした。
耶麻はそれに答えるように鼻で笑って、達沙に言う。
「関係ねえヤツに、教える義理はねえ。」
その言い方は、達沙に喧嘩を売っているような感じで、少し笑っているようにも聞こえる。
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