第5話

ああ、そうか。



俺、イラナイ子だったんだ。



早弥がいれば、こいつらにはそれで良かったんだ。







どうして今まで気がつかなかったんだろうか。



この歳になるまで、そのことを気がつかなかったんだろう。





別に両親のために、俺は早弥から離れるワケじゃない。



俺は俺のためと……







たった一人大切な、早弥のために離れるんだ。




それが早弥にとっても、俺にとっても良いものなのかもしれない。



俺はそう決心した時、真剣に話し合っていた両親がいるリビングに入った。








『み、美弥!?』



いきなりの俺のご登場で、両親はびっくりしていた。



それはそうだろう。



だってたった今、俺の話をしていたんだ。



しかも、あまりにも俺にとって残酷な話を。

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