第377話
「どういう意味だよ…、それ。は?意味分からねぇよ。」
どうやら、ここに戻ってきた達沙はそう言いながら、少しずつ少しずつ後ろにへと下がって行く。
先程の話を全部聞いていたのだろうか?
達沙は裏切られたと思っていた相手が、実は自分を護るために裏切ったのだと聞いてどう思ったのだろうか?
「達沙。」
「何だよ…それ。」
「達沙。」
「あいつが…裏切ったワケじゃねぇって…んーな事、今言われても…信じられるワケねぇだろうが…。」
「達沙…。」
「ざけんじゃねぇよおおおおおおお!!!」
達沙はそう叫んで、その場にしゃがみこむように自分の手を地面に打ち付けた。
ねぇ、こんな様子で今度の文化祭は大丈夫ですか?
ねぇ、もうあなた達の友情は再び築く事は出来ないのでしょうか?
ねぇ、もう一度二人で分かち合う事は出来ないのかな?
そう思いつつ、オレはしゃがんでいる達沙を抱きくるむようにそっと彼を抱きしめた。
友達を護るって…難しいんだね。
理解するってもっと難しいね。
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