第370話
兄さん…俺…俺ね、どこかで道を間違えたんだ。
どこで間違えたのか、俺には分からないんだ。
大切だったものを俺の手で壊してしまったんだって…。
俺の所為で大切な友達は傷ついてしまったんだって…。
ねぇ、どうしたら俺は間違えないで済んだんだろうね…。
もう、俺…分かんないよ?
スッ…-------
兄さんは雨で濡れて分からないハズの俺の涙をそっと拭ってくれた。
その手があまりにも温か過ぎて、俺は余計に涙を流した。
ねぇ、俺はどうしたらよかったんですか?
どうすれば…桐生君は幸せになれたんですか?
どうすれば、あなたは今でも笑ってくれましたか?
俺は兄さんにしがみつきながら、ただただ泣き続けた。
俺のポケットの中にあるピアスも、俺の気持ちに同意してくれるかのように光を見せた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます