第362話

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ザアアァァ…-----



兄さんと別れた後に、激しく雨が降り出した。



今日の天気予報はどうやらハズレのようだ。



晴れだと、自慢げに天気予報士が言っていたのに…と頭の片隅でそう思いつつ、俺は目の前にまで来た“それ”を見つめる。





“それ”とは……桐生君の家。



誰もいる気配はない家は、閑散をしていた。



何故ここに来たかったのか分からなかったけど、もう彼のためにあれこれ考えるのをやめたかったからだと思う。



けじめをつけようと思ったんだ。



俺は小さくなって、雨にぬれつつもずっと彼のいた部屋を見つめていた。




すると…--------








「木下君!?」



俺を呼ぶ声がここまで聞こえてきたのだ。



少し大人っぽい女の人のその声は、どこかで聞いた事のある声だと思いつつ、俺は振り返った。



そこにいたのは案の定知っている人だった。

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