第362話
------------------
-------------
--------
ザアアァァ…-----
兄さんと別れた後に、激しく雨が降り出した。
今日の天気予報はどうやらハズレのようだ。
晴れだと、自慢げに天気予報士が言っていたのに…と頭の片隅でそう思いつつ、俺は目の前にまで来た“それ”を見つめる。
“それ”とは……桐生君の家。
誰もいる気配はない家は、閑散をしていた。
何故ここに来たかったのか分からなかったけど、もう彼のためにあれこれ考えるのをやめたかったからだと思う。
けじめをつけようと思ったんだ。
俺は小さくなって、雨にぬれつつもずっと彼のいた部屋を見つめていた。
すると…--------
「木下君!?」
俺を呼ぶ声がここまで聞こえてきたのだ。
少し大人っぽい女の人のその声は、どこかで聞いた事のある声だと思いつつ、俺は振り返った。
そこにいたのは案の定知っている人だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます