第359話
ユルセナイ…。
こいつらのただの自己満足のために、桐生君が振り回されていただなんて考えるだけで腹が立つ。
こいつらのために、俺が大事な友達を失ったという事にもかつてなく腹が立つ。
でも、もうそれもこれで終わりだ。
「安心しなよ。殺しはしない。俺もそこまでは愚かではないからさ。」
それを言うと、ほんの少しだけ安心したような顔を向ける二人。
でも、そんな一方でも兄さん達が用意した男の人は彼らに近づいて行く。
言ったでしょ?
俺はね、利用できるものは全て利用する最低な男なんだよ。
「だからね、社会的抹殺って知ってる?それを使う事にしたんだ。」
そう言うと、今度は殺されると思っていた時よりももっと恐ろしいという顔になった。
プライドの高い彼らには、その言葉はこの世で一番怖い言葉かもしれない。
でも、もう君達は俺を怒らせたんだ。
その代償はきちんと払ってもらうからね。
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