第350話
…会話も低能なんだけど、この場合どうすればいいんだ?
てか、俺は芸能人じゃないんだから、そんなレアな存在じゃないんですけど。
そう思いつつも、会話は続く。
「つーかさ、中学でも退学ってあんだな。」
「あるわよ。お金持ち学校っていうのは、イラナイ人間は切り捨てるのが主義ってものでしょう?でも、その所為であいつに痛い目見させられなかったけど。」
「今日会えるんだから、そう言うなって。てかさ、あいつどんな顔すると思う?想像するだけで面白いんだけど。」
“キャハハハハハ”
そんな笑い声がこの寂しくて、静かな場所に響いてくる。
俺はただそれを歯を食い縛りながら、聞いていた。
唇からは、血が流れ出てきてしまっている。
何ってヤツらだ…。
人の想いを何だと思っているんだろうか?
人の事を言えた義理ではないが、桐生君の気持ちをどう思っているのだろう?
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