第325話

「玲衣お坊ちゃま、お食事の用意が出来ました。」



「御手洗さん。」



「はい?どうされました?」



「今日は食事はいりません。あと、送迎もいらないのでゆっくりしてください。」





俺はそう言いつつ、鞄を手に取って歩き始める。



ドアの前に立ち、ゆっくりと開けるとそこには姿勢を良くした御手洗がいた。




「かしこまりました。」



反論も何もせず、ただ黙って俺の言うことを聞いてくれる御手洗。



有り難い。





「御手洗さん。」



「はい?」



「俺、今日どんな顔してますか?率直に言ってください。」




知りたかった。



他人にどうこの顔が映っているのか。



今日はいつもと違う顔をしているのかを。

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