第309話
「てか、マジで有り得ないんだって、私の“彼氏”。1ヶ月経って、まだキス一つもしてないんだよ?」
「はは、そりゃ欲求不満にもなるわな。今日のお前、すごかったぜ。」
「当たり前じゃない。…全く、こっちの身にもなってよね。誘ってあげても、まだ準備出来てないとか抜かしてさ。私だって、ヤるために付き合ったのにヤんなかった意味ないじゃん。」
「お前も可愛い顔して、酷いこと言うよなぁ~。」
あの女。
俺は以前に桐生君に見せてもらったプリクラ画像を思い出した。
確かにあんな顔をしていたような気がする。
そして、隣にいた男。
あの男は間違いなく、あいつだった。
金田 洋平。
桐生君の大切な大切な一番の親友。
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